ハンターハンターに登場する念能力にはその能力名に元ネタと思われるものが沢山あります。
そこで今回は念能力名の元ネタになったと推測出来る作品などを念能力名と合わせて紹介。
キャラクター名の元ネタに関してはまた別の記事にて考察してみようと思います。
名前系の考察をするとよく分かるんですが、作者の富樫先生はかなり広く色々な作品を見てる、もしくは読んでいる事がよく分かります。
ハンターハンターの深い世界観や、伏線などはこういった沢山の作品に触れているからこそ創られているんだなと言う見方をすると中々楽しいです。
念能力の元ネタ紹介
カイトの「気狂いピエロ(クレイジースロット)」
元ネタ:1965年にフランス・イタリアで共同制作された映画
ジャン・リュック・ゴダール監督「気狂いピエロ(Pierrot Le Fou)」が名前の由来。
グラチャン(レオル)の「TUBE(イナムラ)」
元ネタ:TUBEは日本の人気バンド名(夏をモチーフとした音楽で人気)湘南や江ノ島などサーフスポットなどが曲内で登場することも多い。1980年代~90年代前半に大ヒット作品が多数ある。
イナムラの語源はサーフィンのメッカである稲村ヶ崎の可能性が高い。能力もサーフボードを使用しており、共通点が多い・
コルトピの「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」
元ネタ:「神の左手悪魔の右手」は楳図かずおのホラーマンガのタイトル。楳図かずおファンは漫画家にも多い。
ギャラリーフェイクは細野 不二彦 による作品「ギャラリーフェイク」から来ていると思われる。両作品共に週間ビッグコミックスピリッツでの連載作品。
シャウアプフの「蝿の王(ベルゼブブ)」
元ネタ:ベルゼブブとは旧約聖書で悪魔の王の1人とされている存在の名前でヘブライ語で読むと蝿の王という意味がある。その姿も巨大な蝿だという説があり、蝿の王=ベルゼブブはそのまま元ネタとして繋がっている。
正確には旧約聖書では神、新約聖書では完全なる悪魔として書かれるがここでは割愛。ちなみに同じくジャンプで連載のあった「べるぜバブ」もここから捩っている。
ゴンの「ジャジャン拳」
元ネタ:原作でも触れられているが邪拳(じゃんけんの源流と言われている)という他にも、実はドラゴンボールの主人公である孫悟空が連載の初期にジャン拳という技を使った事がある。
ただし、ドラゴンボールには念能力の概念はないので、パンチ、目突き、掌打として使用している。
ビノールトの「切り裂き美容師(シザーハンズ)」
元ネタ:今ではパイレーツ・オブ・カリビアンなどで有名なジョニー・デップの出世作であり、ティム・バートン監督の映画作品。脚本はキャロライン・トンプソンが担当。
ジョニー・デップが主人公エドワードの役を演じており、エドワードは両手が生まれつきハサミというファンタジー作品。名作です。
モラウの「監獄ロック(スモーキージェイル)」と「紫煙騎兵隊(ディープパープル)」
元ネタ:両方共に洋楽のタイトルとバンド名が元ネタ。スモーキージェイルはエルビス・プレスリーの作品であり、ディープパープルはイギリスの伝説的なロックバンド。リッチー・ブラックモアが担当したスモーク・オン・ザ・ウォーターのギターリフは世界で1番演奏されたリフとされている。
原作でレオルと対峙した際にブラックプラネットという架空のバンド話が出ている辺りが関連性を匂わせる。
ヂートゥの「紋露戦苦(モンローウォーク)」
元ネタ:アメリカのセックスシンボルと呼ばれていた女優マリリン・モンローが語源と思われる。
マリリン・モンローは独特の歩き方で知られており、その歩き方はモンローウォークの名前で親しまれた。原作では名称のみしか登場していない。
他にも多くの元ネタがある
念能力には他にも多くの元ネタやモデルなどが存在していますが第1弾はこの辺りで。
特徴として、
映画や小説、音楽やマンガといった枠に囚われない作品をそのまま充てがっている事が多いです。
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