魔王が作曲したとされる独奏曲【闇のソナタ】
ピアノ、バイオリン、フルート、ハープの4つがあり、いずれも人間が演奏をしたり聞いたりすると恐ろしい災いがふりかかるとされている
センリツはクラピカに自身が念能力を覚えた過程でフルートの曲を聞いたことを告白しており、スッと片腕だけを見せた場面がある。
細かく描写はされていないが、センリツの友人は全身が”こうなった”と語っていることから、よほどの傷、もしくは人体への影響が予測できる。
この話題が出されたのはコミックス8巻であり、クラピカに至っても怪談の類ではないのか?っと聞き返しているが、暗黒大陸という世界が存在する以上は魔王や闇のソナタが存在している可能性は非常に高い。
カキン王子の護衛にセンリツが参加したのは”暗黒大陸に闇のソナタの存在”を暗に感じたからではないだろうか?
闇のソナタは魔王による念の可能性大
ハンターハンターの念能力は誰しもが体内に持つオーラと呼ばれるエネルギーを操ることによって使用可能になる。
そして念能力が自身に発現するキッカケになるのは修行によってオーラの操作を覚える
もしくは”発”の状態の念を自分自身が受けること。(いわゆる洗礼)
出典:HUNTER×HUNTER コミックス
センリツ自身が「病んだ代償に能力を得た」とクラピカに経緯を話していることから、センリツや友人が受けた”災い”とは魔王による念能力の1種だった可能性が非常に高い。
ウイングも語っているが、悪意あるものが念能力を通常の人間に向かって飛ばせば”死ぬ事も少なくない”のだ。仮に魔王が暗黒大陸に存在するのであればその悪意を闇のソナタに込めたとは考えられないだろうか?
魔王の存在について
ハンターハンターはバトル漫画ではあるが、世界観はあまりファンタジーの要素が多いとは言えない。
しかし暗黒大陸は人類未踏の世界でありその世界に魔王という強力な力を持った存在が居たとしてもなんら不思議ではない。
さらに言えば仮に魔王が既に死んでいたとしても”死後の念”として闇のソナタの楽章には念が込められている可能性もある。
魔王とは例えるならば幽☆遊☆白書で言うところの雷禅に近いような存在かも知れない。
レベルEなどもそうだが、富樫作品には結構”魔王”の類が存在していたりする。
闇のソナタが人間の世界にあった理由
闇のソナタを作曲した魔王が暗黒大陸に存在していたとしても1つの疑問が残る。
それはその楽譜がどうやって暗黒大陸からメビウス湖の真ん中に位置する人間の世界へと持ち込まれたのか?というものだ。
公式な渡航記録として残っているものには少なくとも暗黒大陸で成果を上げたというものは残っていないし、登場人物として暗黒大陸から生還した人間はネテロ会長(既に故人)、息子のビヨンド=ネテロ、そしてハンターのリンネ。ゼノの父ジギーに関してはその生死が一切語られていない為、生還の是非やそもそも生存しているかどうかも分からない。
出典:HUNTER×HUNTER コミックス
そして、可能性の1つとして考えられるのは人間世界で見つかる過去の遺物などに残された”祖先が暗黒大陸からやってきた”という証拠。
つまり人間世界で言う大昔に暗黒大陸から何らかの経路で闇のソナタが人間世界に持ち込まれたというもの。
ドン=フリークスは過去に「新大陸紀行」を著作している事から生還していることは間違いないと思われるが、闇のソナタには関わっている可能性が少ないと思われる(あくまでも予想)
センリツが実は超絶美女の可能性
髪は薄くなり、出っ歯に描かれているコミカルな姿をしたセンリツはお世辞にも美人な女性キャラクターとは言えない。しかし、彼女は「なんとしても元の姿に戻りたい」と話している。
クラピカとの会話を見ると腕だけが病んだようにも見えるが
元々は容姿端麗の美女だったかもしれない。
ただし、闇のソナタの念による影響であるとすればそれは魔王と対峙するという必要があるし、そもそもどういった能力かも不明なのでセンリツが元に戻れるかどうかは分からない。
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