出典:HUNTER×HUNTER コミックス
今回の考察はブラックホエール号での中心的な出来事であり、本編の363~369話くらいにクラピカが各王子との取引の材料にしていた【見返り】=【念能力を2週間で習得させる】という方法についてと、最新話である369話でオイトには既に念能力を使える準備が出来ている理由についてです。
とは言ってもここ数回のクラピカの新能力や念能力そのものの発動条件を考えると、既に合点は合っていると思ってます(個人的に)
通常はゆっくり起こす、もしくは無理やり起こす方法を取って習得する念能力ですが、クラピカが2週間だと断言したのにはクラピカ自身の能力が関係していると思われます。
クラピカの『発』によって念能力を無理やり起こす
いきなり結論から入るようになりますが、クラピカが2週間という短期間で念能力を覚えさせると言っているのは『ステルス・ドルフィン』による強制的な開花だと考えられます。
まず、クラピカの招集にはサイレントマジョリティーを発動したヒュリコフを含めて多数の上位王子の密偵や戦闘条件が整うのを待っている人間が集まってます。
この状態で通常の発を持って開花させるのは危険な可能性もありますし、そもそもオーラを操るという訓練は才能がない限りすぐには不可能な事です。
近況で言えばツェリードニヒが超短期間で念能力をドンドンと覚えていますが、これはあくまでもツェリードニヒが天才だからであり、過去を見てもゴンキル組がウイングさんに無理やり起こされた時にすぐに纏が可能だったのもいわば才能だと思われます。
しかし、今回集まっているメンバーの中には非戦闘員であるフウゲツからの従事者が2名と同じく非戦闘員のカチョウから出された2名の従事者がいます。
警護兵ではなく、戦闘経験も訓練もしていない彼女達にウイングさんがおこなったような無理やり起こす方法をクラピカが正しい手順でおこなったとしても、おそらくオーラを全て出しきってしまうだけで2週間で覚えることは不可能に近いでしょう。
オイトに念能力の準備が出来た理由
出典:HUNTER×HUNTER コミックス
今回の本題ですが、369話では後付になった説明と共に、いわば副作用とも言えるステルスドルフィンの効果について新たな情報が加わりました。
クラピカの言葉を引用すると
『私の能力は半ば強制的故に副作用があります 念能力のない者に使うと眠っている能力を目覚めさせてしまう』
これは言葉通り、緋の眼の状態で使用するステルスドルフィンによって念能力を持っていない人間に対して念能力を貸与することで実際に念能力を使うことになる=強制的な副作用で本人の念能力が目覚めるといったところでしょうか?
ステルスドルフィンは奪うことも可能でありながら他人へ能力を渡すことも出来る上に、その対象が念能力を持っていない場合には念能力を開花させるという特性まであるということになりますかね。
代償はクラピカの寿命なので小さくはないですが、
非戦闘員かつ、念能力ではないオイトが念能力の準備が出来たという事を考えれば
2週間以内に念能力を習得させることは非戦闘員に対しても可能であると思いますね。
コメント
念能力を覚えさせる。は決して2週間でクラピカやヒソカなどのように個人特有の能力を使いこなす所までとは限らない。オイト妃のように強制的に開花させて、念を確認でき、感じるところまでで充分に念を覚えた事になる。最後に水見式で系統を確認し、後は各々の努力(修練)で使いこなしなさいね。と言うこと。個人的な予想。
「2週間で念を習得」であり、「使いこなす」とは言ってない。オイト妃のように強制的に眼ざめさせ、念の存在を認識可能させれば、それはもう習得した事と同じ。後は水見式で各々の特性を教えて解散。念を使いこなすのは各自の努力次第。オイト妃が念を使いこなせるようになるのは、BWを脱出する時の絶体絶命のピンチの時。と予想。