ヒソカvsクロロ戦が終わってからヒソカが幻影旅団に宣戦布告をしたが為に、その行動をヨークシン編の登場人物であるネオン=ノストラードの能力、ラブリーゴーストライターと関係があるかのような考察を目にする機会があるが、敢えて断言しておく。
ヨークシン編でクロロが奪ったネオンの予言とヒソカの行動によるシャルナーク死亡やコルトピの死亡に関連性は一切ない!
これに関しては”ないと思う、可能性は薄い”などと言う曖昧な根拠ではなく
100%あり得ないのだ。
確かにネオンのラブリーゴーストライターは予言という性質上、考察や伏線を考えてしまうポイントではあるが、深読みしすぎはドツボにハマるだけである。
そもそもあの予言能力の設定を理解していればこんな考察は起こりえない。
もう一度言うが、シャルやコルトピの死亡とヨークシン編の予言には一切関連性がない。
具体的に解説していこう。
天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)の能力
まずネオンの能力であったラブリーゴーストライターは予言、つまり占いをした段階からその”月”に起こる事が四行詩という形態で自動的に生成されるというものである。
これはクロロ自身が12巻の104話で「今月の週ごとに起きることを予言している」と発言していることから確定要素である。
出典:HUNTER×HUNTER コミックス
つまり…この能力を使用し未来を知れる時間軸というのは
最長でも予言を行なってから1ヶ月という事。
もう分かる人には分かると思うが、、、
この性能、及びヨークシン編からヒソカvsクロロ戦までの期間を考慮せずに「あの予言が~」などと語るのはナンセンスと言う他にない。
ちなみに補足するとメンバーをクロロが占ったのは9月4日。そしてその後団長はグリードアイランドで除念師を探して除念を終えてからヒソカと戦っている。
グリードアイランド編の正月を忘れるな!
ちょっと言い方が思いつかなかったので正月を忘れるな!っと書いておくが、ゴンとキルアがビスケと修行をしている間に正月を迎えたことを覚えているだろうか?
出典:HUNTER×HUNTER コミックス
時系列で言えば
- ヨークシン編終了後、グリードアイランド(以下G.I)編突入(団長アベンガネを探しにG.Iへ向かう)
- ゴンキルがG.Iでビスケの弟子になる(ヨークシン編から数えても最低3ヶ月はG.Iで過ごしている)
- G.Iクリア~キメラアント編突入(カイト死亡)
- 再度ビスケの修行(vsナックル&シュート戦に向けて錬の時間を3時間まで伸ばすのに1ヶ月)
- NGLへの突入~キメラアント編終結(最低でも突入までに1~2ヶ月。ハコワレで起きたゴンの絶状態復活までの期間も加味。ネテロ会長自爆)
- 会長不在により選挙編開始、同時にカキンが暗黒大陸への進出を表明(ヒソカ戦後のクロロの電話内容からしてヒソカvsクロロはカキンの表明前後に行われたと考えるのが妥当)
少し長ったらしい文章になったが、クロロがヨークシンでメンバーを占ってからヒソカとクロロが天空闘技場で戦うまでには最低でも半年以上の時間が流れている。
さらにG.Iをクリアした時にそっとアベンガネがヒソカの元へ向かっていることなどから
どこをどう考えても
ネオンの予言詩とシャルナークやコルトピの死亡を関連付けるというのは間違いである。
コメント
ですが
シャルナークの死の予言は
電話を掛けてはいけない一番大事な時に
繋がらないから
これはクロロと電話をしていたせいで
マチからの連絡が遅れたから……
元に死ぬ直前、マチからと思われる
電話がなっていた
私は予言どおりに事が進んでいる
ように見えます
100%とは断言出来ません
それにクロロが
未来は変わってきている………みたいな
ことを言っていました
電話を掛けてはいけない一番大事な時に
繋がらないから
この後に
電話に出るのもすすめない3回に1度は死神に繋がるから。というのもありますね。
ここだけ気にすると割りと絡んでるような気にもなるんですけど、あの段階(コミックス12巻)での予言と
ヒソカの狩りはやはり無関係だと言わざるを得ないですね。。
まず、ヒソカの本当の予言の結末であればクラピカの協力によってクロロとの戦闘が約束される内容だったこと。
しかもこの段階で予言内容では足の残りは6本です。
この未来に関してはクロロが事前にネオンの能力で回避した結果、あの場面ではパクノダが犠牲になって終わってます。
それとやはり時系列と念能力が全く噛み合ってない。これが一番大きな矛盾ですよね。
クロロは除念を終えるまでは念を使用していない筈なので、
やはりヨークシンから最低3ヶ月以上(グリード滞在期間)はネオンの能力も使えてません(使ってたらジャッジメントで死んでる)
これはネオンの1ヶ月先を大きく過ぎてます。あと未来が変わってきていることを言ったのは”ヒソカ”ですね。
ただ、シャルナークが襲われる寸前の電話に関しては僕も気になってます。
マチの可能性も高いと思いますね。
予言の能力からはありえない事だが、今後予言の通りに団員が死んで行くのはオシャレだ
韻を踏んでるみたい
だから、占いは少しずつずれていってるってヒソカが言ってただろうが
あれは時系列がずれてることの伏線にもなってるかも知んねーだろーが
考えすぎ。
能力の前提として、その月の出来事を占うって言ってるでしょ。
ただの富樫の気の利いた演出であって占いの結果ではない。
あと、ネット上で口悪くなる奴ってクソダサいよ。
本来ならその月で起こる出来事だったけど、占ったおかげで回避したから実際には起こらなかっただけでヒソカが言ったようにずれて後から来るかもしれないよ
無関係と断ずると、ヒソカがパクノダに言った運命がずれてきているという一言が活きない
わざわざあの台詞を入れた意味もパクノダが最後に念を使った意味もなくなる
その月=9月は「1年に1回」来る。
運命がずれている=本来占った年に起こるはずの運命(占い結果)が数年後の9月に起こる
・・・って考えると私は納得出来たわ。結果は今後に期待ってことで
普通はまあそうだろうけど
死の運命だけは特別扱いでもいいのではとも思える
なんかそういう映画あったよな
要は予言詩は向こう一か月の未来を占うから、すでに期限切れって主張しているのね。
予言詩に唄われた団員が欠落しているし、12・36巻の表紙のレイアウトと12巻が予言詩のこと書かれているから、ストーリ作成上においても全く考慮されていないと断言はできないと思う。表紙裏の「ねたばれ」と、その上の絵/表紙、冨樫相手なら深読みしてもいいんじゃないの。
シャル・コルトピの能力にヒソカ苦戦したから最初に狩るのは当然って考えもある。
今更だが死者の念が予言の精度を高めているのでは?