【365話】王位継承戦の対立構造とクラピカの駆け引き

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前回の364話で第1王子ベンジャミンからの護衛を拘束したクラピカですが、直後に再び選択を迫られます。

まず、第1王子、第3王子、第5王子、の3名から同時に連絡が入り、さらに扉の前には第一王子ベンジャミンから2人目の護衛が送り込まれた状況です。

通常の序列に従えば第一王子ベンジャミンを最優先にすることが慣例のようですが、王位継承戦の最中では1つの選択が非常に大きな意味を持つという事。

しかし、364話と365話、そしてそれ以前の話を少し整理すると『ネン』をキーワードに既に強力な心理戦が続いているのが分かります。

王子達の対立構造

まず完全にクラピカ陣営と敵対したのは364話で部下が抑えられたベンジャミンですね。

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しかし、息を着く間もなく第二の護衛を送ってきている事、そしてそれを”断れない”という事を知った上で送り込んでいる時点でベンジャミンは明らかにクラピカをある意味探っていますかね。少なくとも念能力の優位性がなくなった事を知ったベンジャミン陣営はクラピカの力量を図ろうとしているように見えます。

そして、クラピカの標的であるツェリードニヒと同盟を組んだ第5王子のツベッパ(オカッパの人)

ツベッパの思惑は第1王子~第3王子に王位を継承させず、自分自身が王になることを望んでいるように思えます。

表面上同盟を組んだツェリードニヒは100%同盟を守りそうにないですがw

今は念能力の修得で忙しそうです。

そんな中で今回、クラピカに接触したのはツベッパから全権を委任されたマオール少尉。

それと、第3王子であるチョウライですね。

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クラピカ自身はベンジャミンを優先しようとしていましたが、オイトの部下?であるシマヌの判断でチョウライが優先されてます。

ここでもクラピカは機転を効かせてチョウライに対して『ネン』というキーワードを出すことで接触、そしてチョウライにではなくオイトに対して『ネン』を理解させようと話を展開。

少なくとも懐柔出来るのは

ツベッパ、もしくはチョウライであり、ベンジャミンは全王子を敵にしていると考えてもおかしくはない感じですね。もちろん元々は念能力という優位性から攻勢だったとは思いますが、クラピカが念獣を無線で通したことによってその計画は破綻してますし。

カチョウとフウゲツに関してはまだ詳細が描かれてないのでなんとも言えませんが、少しずつオイトとワブルを生かす為の方法が模索されていく感じは、今までのストーリーとは違った完全な頭脳戦で、読んでいて難しいですけど面白いですね。

シマヌの判断

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今回の話である意味クラピカから一人歩きした判断をしたのがシマヌですが、やはり内部事情はよく知っています。

が、これが本当なのかどうかはまだ分かりませんが…。

少なくともクラピカが合理的だと判断するに至る話をしている限りでは、オイトに対してというよりも自分自身が生き残る方法を含めて考えている感じですよね。

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しかしシマヌに関しては逆に冷静過ぎる感じというか印象も受けましたね。

王妃の世話役だからこその情報なのか、シマヌ自身に何か秘密があるのかは分かりませんが、、。

クラピカの駆け引き

365話の最後にはクラピカもある意味駆け引きを仕掛けていますね。

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オイトとワブル王子を同席させた上で、ベンジャミンの私兵とドゥアズルの所属兵がいる場所において王位継承戦の結果を左右させるとまで断言し、『この場』で話しても良いのかという質問は明らかに攻めの姿勢です。

チョウライからすればネンの情報が必要であり、それに応じたクラピカは貴重な情報源でもあるので、次週以降でチョウライがどう返答するのかによってはまた展開が動きそうな気がします。

しかし、緋の眼の誓約が発覚した状態で、解除せずに行動するクラピカを見るのは胃が痛くなりますね。。。

365話の中ではチョウライの電話から15分間経過しているので、

60時間×15=900時間の寿命を減らしてますから。。

たった15分で37日と半日分の命を削ってしまているという。

逆にこの誓約が発覚したことで、戦闘になった場合は一気に話が進みそうな気もしますけどね。