グリードアイランド編のいわばラスボス枠であったゲンスルー。
5年の歳月をかけてグリードアイランド攻略を目指し表面上は好印象なベテランプレイヤーを演じながら、その裏でサブ、バラといった念能力を共有している仲間と共に大量虐殺とグリードアイランドの完全攻略を狙った。
通称『ハメ組』が牛耳っていたカードを一気に強奪したことをキッカケにその本性を表し、本格的に強奪でのゲームクリアへと歩んでいく。
しかし、チームプレイでしか習得出来ない『一坪の海岸線』を巡ってツェズゲラやゴン達のパーティーと対立。最終的にはキルアの分断作戦によってゴンのジャジャン拳で気絶させられた。
念能力【爆弾魔(ボマー)】
正確にはゲンスルーの能力名がボマーなのではなく、グリードアイランド内での通り名だ。
この名前は具現化系能力で行う『発』の技に起因している。
一握りの命【リトルフラワー】
いわゆる爆破の能力で対象に触れることで掌で爆発を起こせる。作中ではほぼオーラを纏わずにゴンが被弾した結果、片腕が吹き飛んだくらいの威力だった。
命の音【カウントダウン】
カウントダウンの発動にはいくつかの手順を踏む必要がある。まず、爆弾を設置したい対象に対して『ボマー』という言葉を言いながら触れる。さらに自分自身の能力について相手に直接喋る必要がある。サブとバラを使えば『解放(リリース)』という強制爆破も可能であり、解除するにはゲンスルーを触って『ボマー捕まえた』と言わなければならない。
ゲンスルーが幻影旅団と張り合えるのか
体術、オーラの攻防などは対峙したゴンと比べると遥かに差があり、決して弱いキャラクターではない。(おそらくグリードアイランド編ではツェズゲラよりも強い)
しかし相手が『幻影旅団』となると完全に話は変わってくる。
近接格闘において主に使われる『リトルフラワー』は防御が遅れれば大ダメージを与える技ではあるが、逆に言えば防御をされればそこまで大きなダメージを受けることはない。実際にゴンが当時の30%程度の攻防力で腕を残す程度のダメージだった。
オーラの攻防力を移動する技術でゲンスルーが幻影旅団より優れているとは到底思えない。
さらに威力は強力だがカウントダウンを幻影旅団のメンバーに仕掛けられるかと考えると、それはほぼ不可能な事だと言える。カウントダウンを仕掛けられる程度の相手であればクラピカの能力を持ってすれば1人で殲滅出来てしまうだろう。
結論から言うと、ゲンスルーはグリードアイランドという特殊な状況下において非常に狡猾な戦略の持主ではあったが、単純な戦闘能力を考えると幻影旅団には勝てる可能性がほぼ0だと個人的には思う。
またさらに個人的な意見にはなるが、ゲンスルーというキャラクターはグリードアイランドでのゴンの戦闘面における成長の対比として描かれたキャラクターだと感じている。
ここで何が言いたいのかと言うと、この段階ではまだまだゴンやキルアは弱いキャラクターだったということが分かるということです。
ゲンスルーの能力は、真っ向勝負向きではなく、一撃離脱か奇襲攻撃用の能力ですよね。そのため、相手に能力を悟られないようにすることが最重要ですね。作中でも、ゴンが能力を知っていたことに対して警戒?していましたし。能力を知ってて生きてる奴は多くないなど。
しかし、やぱり旅団員ならリトルフラワーのオーラ集中に気づかないとは思えないし、体の部位を掴まれるとも考えられないですな。陰獣と同程度か、少し強い位だと思います。