ハンターハンター 暗黒大陸編 ストーリー解説&登場人物の思惑まとめ

ストーリー

ハンターハンターの暗黒大陸編に関するストーリーや、勢力別の目的などをまとめています。

選挙編が終わった段階で新たに登場したのがネテロ会長の息子であり、ビヨンド=ネテロです。

ビヨンド=ネテロは50年近く昔から暗黒大陸への進出(正確には再挑戦)を目論んでおり、それをカキン帝国という国の力を背景に進めてきました。

この記事では勢力別の目的やキャラクターの思惑などを判明している範囲で解説していこうと思います。

暗黒大陸編の勢力図

まずキャラクター別の細かい部分より先に理解したいのが勢力図です。

暗黒大陸は人類最大のタブーとされていることからゴン達の世界のほぼ全てを巻き込んで動いているといっても過言ではありません。まずは大まかな勢力別の解説をしていきたいと思います。

勢力その1【カキン帝国(現V6の1国)】

暗黒大陸への進出を首脳国家の集まりであるV5と呼ばれる政府連合を無視して独断で発表した、ビヨンド=ネテロが背景にしている国。カキン帝国の国王であるホイコーロはこの暗黒大陸への進出で”歴史に名を刻む”と共に、次期王位の継承戦を暗黒大陸での旅の中でする事を決めています。

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出典:HUNTER×HUNTER コミックス

カキンを背景として暗黒大陸へと進出しようとしているキャラクターは

  • ビヨンド=ネテロ及びその部下
  • パリストン=ヒルと協専ハンター(ジン曰くそれぞれがスペシャリスト)
  • ジン

となっています。いざこざはあったもののNo.2にはジンが座ることで概ねの合意が完了しています。

勢力その2【ハンター協会&V5】

ハンター協会ではネテロ会長の遺したビデオメッセージでビヨンドよりも先に暗黒大陸の攻略をして欲しいという要望を受けています。そしてV5からは直々に要請が出されており、ビヨンド=ネテロ及びカキン帝国の暴走を止めるべく暗黒大陸探索への同行を求められており、現在会長のチードルがこれを承諾して参加が決定しています。

所属キャラクターは

  • ジン、パリストン以外の十二支ん(但しサイユウはパリストン側)
  • レオリオ(チードルの要請を受けて十二支ん入り)
  • クラピカ(ミザイストムが緋の眼の最期の持ち主の情報提供、及び接触チャンスを提供することで十二支ん入り)

となっています。一応モラウなども登場する可能性はあり。

ハンター協会の目的は

【5大災厄のいずれかの攻略】と【リターンを持ち帰る事】に加えてビヨンド=ネテロの監視なども対象になっています。

勢力その3【クラピカの依頼を受けた仲間】

十二支んへの要請やクラピカ個人の”緋の眼奪還”の計画に協力してもらう為に、カキン帝国の王位継承戦での王子の護衛を以下のキャラクターにクラピカが頼んでいます。これは十二支んとは別口で、カキンの王子達が独自に身辺警護を募集した事によってクラピカが立てた作戦でもあります。

クラピカ個人の目的は緋の眼の持ち主である第4王子ツェリードニヒを”出来るだけ近くで見るための有益な情報”です。

  • イズナビ(クラピカの師匠、第6王子の警護)
  • ハンゾー(同期、第12王子の警護)
  • バショウ(ノストラード組繋がり、第7王子の警護)
  • センリツ(ノストラード組繋がり、第10王子の警護)
  • ビスケ(キルア経由での依頼、第13王子の警護)

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出典:HUNTER×HUNTER コミックス

クラピカ自身は第14王子の警護に携わる事になりました。

主要キャラクター達の思惑

暗黒大陸編ではこの目的や思惑が非常に渦巻いていますが、意外と勢力を見れば目的が見えてきます。ここではメインになっているキャラクターの思惑などを紹介。

【カキン国王ホイコーロ】

暗黒大陸への進出で歴史的な偉人に名を連ねることと、この旅を利用して次期王位を決めようとしている。

【カキン第1王子ベンジャミンと第4王子ツェリードニヒ】

14名の王子達の中でも同じ母を持つ兄弟であり、犬猿の仲。互いに相手を殺害することを目的としている。

【ビヨンド=ネテロ】

カキンの国王を祭り上げる事で暗黒大陸への進出を実現させる。V5の出した条件を飲んではいるが、暗黒大陸では好き放題に動きたい。

【パリストン=ヒル、十二支んサイユウ】

パリストンはキメラアント編で選別された繭5000個をばら撒く意図があり、その目的の補助のような格好でビヨンド=ネテロの勢力に入る。本人が暗黒大陸に興味があるか否かは不明。サイユウはパリストンの内通者であることから、クラピカの予想ではビヨンドを解放する作戦を内側から決行する可能性が高い。トラブルに乗じてキメラアントの繭で遊びたいのがパリストンの本心。

【ジン】

元々目論んでいた暗黒大陸への進出をビヨンドに先手を打たれた事で一言文句を言うつもりでビヨンド陣営へ。それに加えてパリストンの凶行を止めるという明確な目的もある。暗黒大陸での行動についての心情はビヨンド寄りであり、自由に動きたいと考えている。

【クラピカ】

十二支んのミザイストムに持ちかけられた事で最期の緋の眼の在り処を知る。持ち主であるカキンの第4王子ツェリードニヒから仲間の眼を取り戻す事が第一の目的。

【現十二支んとレオリオ】

元会長のネテロの遺言である災厄の攻略とリターンの持ち帰り、及びV5から依頼された”ビヨンドの監視”が第一の目的。レオリオはチードルによって学位の評価を貰える事を前提に十二支ん入りしている。

また、クラピカの能力によって判明したパリストン側であるサイユウを暗黒大陸の手前でビヨンドに気付かれないように確保するという作戦も立てている。

【ゴン】

念能力が出ない事をジンに相談するも”誓約と制約”を思い出せと諭されてくじら島に帰郷している。ハンターとして免除されていた学校関係のレポートやテストが大量にあり、それらの消化が目下の目的。

キルアはクラピカにビスケを紹介したのみで、現状で直接関わりはしていない。また幻影旅団の動きも不明。2016年6月頭現在ではヒソカとクロロが戦闘をしている。

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